著者は2023年、Java Silver試験に合格しました。
2週間の対策でも、十分に合格点を上回りました。
この記事では、試験に効率良く合格するための対策方法をまとめます。
著者:旧帝大で情報系を専攻 / SE3年目 / 取得資格は基本情報、応用情報、ITストラテジスト、AWS SAA、DVAなど
Java Silver 試験とは
Oracle社が実施しているJava資格試験の1つです。
試験名の正式名称は、Java SE 11 Programmer I 試験です。
2023年12月に試験がアップデートされ、「Java SE 17」に対応した試験も出ています。
レベル帯の異なる試験として、Java BronzeとJava Goldがあります。
難易度は、Java Bronze < Java Silver < Java Gold という位置付けです。
Bronzeはプログラミング初心者におすすめです。
SilverはJavaを使用して仕事をしたい方に、特におすすめです。経歴書にもしっかりと記載できるレベルの資格です。
Goldは実務でもあまり使わないマニアックな知識も必要となりますが、取得していれば強いことは間違いありません。
Java Silver を取得するメリット
Java Silverを取得するメリットは非常に大きいです。
SEの実務経験の浅い方からJava経験者の方まで、幅広い方におすすめできる資格です。
- 履歴書に記載すれば、就職や転職で非常に有利に働きます。Javaは数多くのシステムで採用されているため需要は高く、今後もそれが続くことは間違いありません。
- 社内の評価、昇給にも有利に働きます。資格の知名度も高いため、評価に繋がる可能性は高いでしょう。仕事の幅を広げるきっかけにもなります。
- Java Silverの資格に有効期限はありません。
- 日本だけでなく国際的に通用する資格です。海外で働きたい方にもおすすめできます。
- Java経験者でも、試験問題を見れば分からないことも多々出てくるはずです。日々の業務で身につける知識には偏りが出やすいため、体系的に知識を得る方法としても適しています。
試験時間・内容
試験時間や会場、問題形式などは以下のようになっています。
随時実施されていますが予約が必要であり、希望した会場で予約が取れれば受験ができます。
自宅受験を希望する場合は不正防止のためカメラで部屋を写し、試験官の監視のもと受験します。
試験日 | 随時 |
試験時間 | 180分(途中退室可能) |
実施会場 | 全国のテストセンター、もしくは自宅 |
問題数 | 80問 |
形式 | CBT方式(PCで選択式問題に回答) |
合格ライン | 63% |
受験料 | 37,730円(税込) |
おすすめ参考書と学習法
おすすめ参考書
私がおすすめするのは、こちらの参考書です。
この参考書を選んだ理由は以下の3点です。
- 勉強開始時に様々なサイトを調べた際、複数のサイトでおすすめされていたこと。
- 一冊で対策が完結する本だったこと。
- 定番の「黒本」として知名度も高く、信頼できそうだと感じたこと。
学習法としては、掲載されている練習問題を全て理解して解けるようになれば十分です。
if文やfor文など基礎的な知識に不安がある方でも、解説が丁寧に載っているので問題ありません。
私の場合は、この参考書を5周して全ての問題を解けるようにしました。
時間短縮のため、3周目以降は解けなかった問題+不安な問題に絞って解いていきました。
多数の知識を一つ一つ、確実に定着させることが重要です。
おすすめは、ノートやスマホのメモ帳に知識をまとめて、後から見返すことです。
断片的な知識でも、何度も見返すことで覚えられます。
計画の立て方
プログラミング言語に基本的な理解がある方であれば、1ヶ月ほどの対策で十分だと思います。
1ヶ月であれば、先に試験を予約して、逆算して計画も立てやすいでしょう。
「1日30ページ進める」とか、「この日までに参考書一通り終える」などの中間的な目標を立てると、さらに学習しやすくなると思います。
早い段階で参考書一通り終えれば、自分の苦手な分野も大方把握できるのでおすすめです。
最後に
SEは実務経験や技術が大事なのはもちろんですが、転職や評価の際に客観的に測れる指標として、資格試験も非常に大事だと考えています。
ただ、資格を取得する目的は人それぞれです。転職を見据えての取得であっても良いし、名刺に記載することが目的であったり、資格手当を考えての取得であっても良いと思っています。
Javaは今も多くのシステムで使われているため、Javaが使えることは確実に強みになります。
このサイトが皆さんが試験を受ける際に、少しでも役に立つことを願っています。

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